都内から高速と下道を走ること1時間半。
茨城県稲城市のあらいやオートコーナーに到着です。
ここは、現代では珍しい自販機弁当を当時の雰囲気のまま味わえることで有名です。
休日はもちろん、平日でも客足が耐えない人気スポットを特集します。
国道51号線を水戸方面へ走っていると、横道に小さな看板が現れます。
「あらいやオートコーナー」
レトロ自販機マニアの間では有名な、弁当自販機が今でも稼働するスポットです。
店内には新旧3台の自販機が設置されていますが、皆さんのお目当ては真ん中の1台。
ひときわ年季が入っており、一見すると自販機とは思わないかも。
こちらの自販機は、東証プライム上場企業である株式会社ツガミ製。
現在は工作機器の製造が主軸ですが、以前はこうした自販機も作っていたようです。
弁当の自動販売機と聞くと画期的ですが、役割はいたってシンプル。
お金を入れてボタンを押すと、あらかじめストックされた弁当が取出口に落ちてきます。
ただ、自販機の内部は60〜70度に保温されているため、取り出した弁当はほんのり温かい。
「必要に応じて加熱可能」というスタイルのコンビニ弁当とは異なり、常にホカホカの弁当を提供してくれるのは嬉しいですね。
年季の入った外観とは裏腹に、弁当の包装は現代的で清潔。
ラップの上から透明なフタを閉め、さらに緑色の包装紙でくるんであります。
訪問日に確認できたラインナップは「やきにく弁当」「日替り弁当」「からあげ弁当」「ひれかつ弁当」の4つ。
価格は全品330円と非常にリーズナブル。
今回は「ひれかつ弁当」以外の3つを試食してみました。
からあげ弁当とやきにく弁当は、ご飯・おかず・昆布の佃煮というシンプルな構成。
シンプルながらおかずの味付けがしっかりしているため、ご飯が進みます。
いずれも少しこってりしたおかずなので、箸休めの佃煮もいいアクセントになります。
一方で、日替わり弁当は幕の内弁当のような鮮やかなラインナップ。
この日はハンバーグ、コロッケ、焼さばといったお弁当の定番が豪華に揃っていました。
どのおかずも期待を裏切らない素朴な味付けで、なんだか小さい頃に親が作ってくれたお弁当を思い出しました。
一昔前のゲームセンターにあったふかふかな椅子が懐かしい。
平日の10:00頃に訪問しましたが、地元の方らしきお客さんが絶えずいらしていました。
弁当の量も少なめなので、朝食や間食にもピッタリ。
ちなみにこの日最初に訪れた際は「からあげ弁当」と「やきにく弁当」のボタンだけがありましたが、
15分後にもう一度訪れると「ひれかつ弁当」「日替り弁当」がラインナップに追加されていました。
どうやらすべての商品が同時に補充されるわけではなさそうです。
あらいやオートコーナーは霞ヶ浦のほとり、都心からも比較的行きやすい場所にあるため、
ドライブの目的地にもピッタリ。
次回のドライブコースに組み込んでみては?
ギャラリー
基本情報
店名 | あらいやオートコーナー | |
ジャンル | レトロ自販機 | |
電話番号 | 0299-78-2526 | |
営業時間 | 8:00頃 – 20:00頃 | |
定休日 | 不定休 | |
住所 | 茨城県稲敷市境島529 | |
クルマでのアクセス | 国道51号線沿い | |
駐車場 | 台数 | 2台程度 |
料金 | 無料 | |
禁煙 / 喫煙 | 禁煙 | |
カード / 電子マネー | 対応カード | 非対応 |
対応電子マネー | 非対応 | |
公式サイト | なし |
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