フォルクスワーゲンを代表するモデル「ゴルフ (Golf)」が誕生して、今年で50年になる。
2024年1月末に予定される新モデルの発表を前に、その生い立ちを振り返ってみよう。
進化を続けてきたゴルフ (Golf)
ゴルフ (Golf) は1974年に誕生。当初は「ビートル (Beetle)」の後継車として開発され、駆動方式はRRの代わりにFFを採用し、大容量のトランクと折りたたみ式リヤシートを搭載するという革新的なコンセプトを備えていた。また、ジョルジェット・ジウジアーロによる直線的なデザインを採用し、後継モデルにも引き継がれることとなる。初代ゴルフはすぐに世界中で人気となり、1976年には100万台が販売された。
誕生から7回のモデルチェンジを経て進化を続けてきたゴルフ。すべての世代における成功の秘訣は、その優れたトータルバランスにある。日常生活における完璧なパートナーとして多用途性・機能性・信頼性・品質を備えつつ、ホットハッチの代表格たる「ゴルフ GTI (Golf GTI)」やステーションワゴンタイプの「ゴルフ ヴァリアント (Golf Variant)」など、時代とともにさまざまなラインナップを用意してニーズに応えてきた。また、酸化触媒やアンチロック ブレーキシステム、エアバッグ、クルーズコントロール、電子式運転支援システム、マイルドハイブリッドやプラグイン ハイブリッドシステムなど、世代を重ねるごとに最先端のテクノロジーや安全コンセプトを組み込んできた。
第9世代のワールドプレミア
誕生から50周年となる節目の年に、新しい運転支援システムとパワートレイン、次世代のインフォテイメントシステムとソフトウェアを備えた、第9世代となる新型ゴルフが発表される。
ワールドプレミアは2024年1月末、本国ドイツでの先行販売は2024年春を予定している。